屋根に上り瓦を壊す→「前の業者がずさんな工事」→修繕工事代金をだまし取った疑い 北九州市

住宅の屋根に上って瓦を壊し「前の業者がずさんな工事をしているので工事が必要」とウソを言って修繕工事契約を結ばせたとして会社役員ら男3人が逮捕されました。 建造物損壊と詐欺、特定商取引法違反の疑いで2日、逮捕されたのは北九州市小倉北区の会社役員、西銘祐二容疑者(29)と福岡県飯塚市の自称建築作業員、喜久川圭容疑者(29)と北九州市若松区のリフォーム業、兼城一樹容疑者(30)です。 警察によりますと、3人は去年6月、北九州市八幡東区の当時65歳の女性の家で「棟瓦」と呼ばれる 瓦の銅線を切断し、「のし瓦」と呼ばれる部分を引き出して壊した上で「前の業者がずさんな工事を しているので、屋根が壊れている。工事が必要」とウソを言って屋根瓦修繕工事の契約を結び、代金として75万円をだまし取った疑いです。 当時、3人は北九州市を拠点にリフォーム業を行っていました。「来週から近くで工事があるのでそのあいさつで回っています」と女性の家を訪問し「瓦がずれているのはご存じですか」とウソを言って屋根に上ったということです。 警察は今後の捜査に関わるとして、3人の認否を明らかにしていません。 去年7月、戸畑警察署の管内で複数の相談が寄せられたことから警察が捜査していました。 警察によりますと、3人は去年2月から11月にかけて57件、5800万円を売り上げていたとみられています。警察は、このうち数千万円が、同様の手口でだまし取った金ではないかとみています。 関東で起きた同様の手口による詐欺事件で、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウの関与が確認されていることから、警察はトクリュウの関与も視野に調べています。

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