分電盤の交換工事を装って、愛媛県の女性の自宅を訪問し、現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで、香川県警は男3人を逮捕しました。 押収した名簿には130万人以上の個人情報がありました。氏名や住所、電話番号に生まれた年など、香川県在住の1万2000人以上を含む、130万人以上の個人情報が記載された名簿です。 押収したUSBメモリに記録されていたこの名簿で、犯行に及んでいたとみられます。 詐欺未遂の疑いできのう(6月2日)逮捕されたのは、東京都港区に住む無職の男ら3人です。 警察によりますと、3人は昨年8月、愛媛県の70代の女性の家を訪問し、分電盤の交換工事をするつもりがないのに「古いから換えたほうがいい」などとうそを言い、現金75万円をだまし取ろうとした疑いです。 女性が契約解除を申し出たため、未遂に終わりました。 3人うちの一人は一連の分電盤点検商法の詐欺事件で3度目の逮捕で、匿名・流動型犯罪グループの主犯格とみられています。警察は押収した名簿について、別の犯罪組織に売り渡して利益を得る目的もあったとみて調べています。