2022年に起きた大分県別府市のひき逃げ事件で重要指名手配されている八田與一容疑者について、大分県警が2日、容疑に殺人と殺人未遂を加えて逮捕状をとったことが分かった。 これにより、このひき逃げ事件は、時効の無い殺人事件として捜査される。 また大分県警は2日夜、報道陣に対し「殺人の故意を裏付ける証拠得られた。全容解明に向け被疑者の検挙に努める」と話している。 2022年6月、大分県別府市の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が車に追突され、死傷した。 警察庁は2023年9月、現場から逃走した八田與一容疑者28歳を、初めて道路交通法違反ひき逃げの疑いで、全国の警察を挙げて捜査する「重要指名手配」に指定した。 依然八田容疑者の行方がつかめない中、遺族を支援する「別府願う会」のメンバーは別府市役所などで署名活動を行ってきました。 署名活動では容疑を公訴の時効が7年の道路交通法違反の「ひき逃げ」から時効の無い「殺人罪」に変更することを求めていた。 そうした中、大分県警が2日、容疑に殺人と殺人未遂を加えて逮捕状をとったことが分かりった。これにより別府市のひき逃げ事件は今後、殺人事件として捜査されることになる。 県警は2日夜、経緯を報道陣に説明し「殺人の故意を裏付ける証拠得られた。全容解明に向け被疑者の検挙に努める」などと話している。