10代の少年に集団で暴行を加えたとして、山口県警防府署は3日、16歳から18歳の少年少女5人を逮捕しました。 傷害、監禁の疑いで逮捕されたのは、防府市に住む無職の少年(16)、男子高校生(17)、会社員の少年(18)、アルバイト店員の少女(18)、山口市に住む無職の少年(18)の5人です。 警察によりますと、5人は先月6日午後4時半ごろから午後8時ごろまでの間、防府市内の商業施設で、県内に住む少年(10代)を殴る蹴るなど暴行。さらに市内の公園や駐車場に移動し「服を脱げ」などと言って火のついたたばこを押しつけるなどの暴行を加え、やけどなどのけがをさせた疑いが持たれています。また、商業施設から公園や駐車場に移動する時、被害者の少年を車に乗せ、車内から出られなくさせた疑いが持たれています。 被害者の少年はやけどなどを負い、治療に1か月程度必要ということです。 逮捕された少年少女は友人どうしで、被害者の少年と5人は知人どうしとみられます。警察は「共犯事件で捜査に支障がある」として、逮捕された5人の認否を明らかにしていません。警察で動機や詳しい状況を調べています。