インターネットオークションで「象牙」を「マンモスの牙」と偽って販売したなどとして、象牙製品販売会社の元社長らが警視庁に逮捕されました。 不正競争防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、象牙製品販売会社の元社長・醍醐信昌容疑者(58)ら4人で、オークションサイトで象牙を「マンモスの牙」などと偽り、客4人におよそ12万円で販売した疑いなどがもたれています。 マンモスの牙は販売が規制されていませんが、象牙はワシントン条約で国際的な取引が禁止されていて、大手のオークションサイトでも取引が禁止されていました。 象牙取引の問題に詳しい 坂元雅行 弁護士 「(この業者が)継続的にどういう象牙と疑われるものを出品して、どのくらい落札されているのか見てきた。日本のオープンな象牙市場がまさに違法輸出を引き起こす温床になっている」 4人は「マンモスの牙」と偽ることで「象牙」を違法に販売し、およそ2年間で2億円ほどを売り上げていたとみられていて、警視庁は販売ルートなどを調べています。