幼い子供たちだけで夜に長時間留守番 「お母さんごめんなさい」という声や朝帰りの目撃情報も 転落事故のあと自身の子供を放置したまま逃走した男を匿った疑いで逮捕・送検の母親 児相にはネグレクト疑う情報提供

浜松市中央区で橋の脇から車が東名高速に転落した事故のあと、現場に置き去りにされた児童2人の母親について、以前、児童相談所にネグレクトを疑う情報提供が寄せられていたことがわかりました。 6月1日、浜松市中央区初生町で車がフェンスを突き破り東名高速の路側帯へと転落した事故で、警察は同月2日、車を放置し現場から逃げたとして道路交通法違反(無免許運転、危険防止措置義務違反・事故不申告)容疑で自称・御前崎市佐倉に住む無職の男(47)を逮捕しました。 この事故をめぐっては、車に男のほか小学生の女児(8)と男児(7)の姉弟も乗っていましたが、男は2人を置き去りにしていたことがわかっていて、警察は逃走する男を匿ったとして、6月3日に姉弟の母親で浜松市中央区三方原町に住む無職の女(34)を犯人蔵匿等容疑で逮捕しています。 捜査関係者などによりますと、逮捕された男と女は交際関係にあり、女については以前、児童相談所にネグレクトを疑う情報提供が寄せられていました。 女と同じ集合住宅に住む人の話では、子供たちだけで長時間留守番させられる姿や反対に子供たちだけで夜にコンビニへ買い物に行かせられる姿を度々目撃したほか、男児が「お母さんごめんなさい」と叫ぶ声が聞こえることもあったということです。 また、部屋の前には多数のゴミが置かれ住民の間で問題視されていて、家の中からは壁や床を叩くような大きな騒音が聞こえ、別の近隣住民も「大きな声や怒鳴り声がよく聞こえてきた」と話します。 さらに、近くで飲食店を営んでいる店主は「朝帰りしている時もあった。子供が2人だけで遊ぶなど、育児放棄気味で心配だった」と口にしました。

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