今年4月、千葉県館山市布沼で電柱から銅線34本、時価およそ170万円相当を盗んだとして、4日、千葉県の自営業の男が逮捕されました。 この男は、以前、山形県鶴岡市内に設置された電柱から、長さ合計およそ1300メートルの銅線を盗んだとして逮捕されていました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、千葉県君津市杢師に住む32歳の自営業の男です。 警察によりますと、男は、今年4月10日の午後6時ごろから11日の午前6時ごろまでの間、千葉県館山市布沼に設置された電柱から、被覆銅線34本(時価合計およそ170万2448円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 この男は、去年10月31日から12月22日までの間、山形県鶴岡市内に設置された電柱から、東北電力ネットワークが管理する銅線7本、総重量800キロ(長さ合計およそ1300メートル、時価合計およそ35万3438円相当)を盗んだとして、先月15日に逮捕されていました。 警察によりますと、被害に気づいた東京電力パワーグリッド株式会社木更津支社から届け出があり、警察が防犯カメラなどを使って捜査を進める中で、今回の犯行にも男が関与していることがわかったということです。 警察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。動機は売却目的とみられています。 警察が今回盗まれた銅線を押収し、男が工具などで銅線を切断したとみて捜査を続けています。 また、余罪の有無についても今後調べを進めていくということです。