ウソの決算報告書などを提出し、銀行から1億円の融資金をだまし取ったとして、千葉県の中古車販売業者の代表取締役や統括本部長など4人が逮捕されました。同じ銀行からあわせて4億円以上をだまし取ったとみられています。 捜査関係者によりますと、千葉市の中古車販売業者「Marubayashiサービス」の代表取締役・大井勝好容疑者（62）と、統括本部長の大谷明俊容疑者（57）、経理責任者の渡辺小百合容疑者（59）、経理担当者の50代の女の4人は、2018年7月から8月にかけて、ウソの決算報告書などを取引先の銀行に提出し、融資金1億円をだまし取った疑いがもたれています。 中古車の販売台数を大幅に水増しするなどの手口で、業績が好調のように見せかけたということで、大谷容疑者が経理担当者に指示を出すなどして犯行を主導したとみられています。 大谷容疑者らは、同じ銀行からあわせて4億円以上をだまし取っていたとみられ、警察は、同様の手口でほかの銀行からも融資金をだまし取った可能性があるとみて調べています。