国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の関係者に制裁をかけるトランプ米大統領の大統領令をめぐり、ICCは5日、新たに4人の裁判官が制裁対象に指定されたと発表した。 ICCの発表によると、新たに指定されたのはベナン、スロベニア、ペルー、ウガンダ出身の4人の裁判官。米国務省は発表で、ベナンとスロベニア出身の裁判官はパレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐりICCが昨年11月に発効したイスラエルのネタニヤフ首相らへの逮捕状の審理に関わったこと、ペルーとウガンダ出身の裁判官はアフガニスタンに駐留した米軍人へのICCの捜査の承認に関わったことを制裁の理由に挙げた。「米国やイスラエルの主権や国家安全保障を侵害している」と主張した。