米国、ICC判事4人に制裁 イスラエル首相逮捕状などで

【AFP=時事】米国は5日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相への逮捕状を出したなどとして、国際刑事裁判所(ICC)の4人の判事に制裁を科した。米国はICCを弱体化させるための圧力を強めている。 判事4人は全員女性で、米国への入国が禁止され、米国内の資産が凍結される。このような措置は通常、米国の敵対国の政治家に対して取られるものであり、司法関係者に対して行われるのは異例だ。 判事2人はネタニヤフ氏への逮捕状発行に至る手続きに関与していた。他の2人は、アフガニスタンでの米軍の戦争犯罪の告発に関する調査を承認する手続きに関わっていた。 マルコ・ルビオ国務長官は声明で「米国はICCによる不当な行動から、わが国の主権、イスラエルの主権、そして他の米国の同盟国の主権を守るために必要と判断するあらゆる措置を講じる」と述べた。 ICCは直ちにこれに反論し、「これらの措置は、世界の125の締約国からの委任の下で運営される国際司法機関の独立性を損なおうとする明白な試みだ」と声明で述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする