オンラインカジノの収益管理グループ 収益の口座残高を「テレグラム」で共有…グループ統括役の男ら9人逮捕・送検 サイト運営も補佐か 神奈川県警

オンランカジノサイトの収益を管理するグループの幹部らが逮捕された事件で、一部のメンバーがグループ内で、収益を管理する口座の残高などについて、随時共有していたことがわかりました。 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕された倉田善徳容疑者(42)や花嶋駿容疑者(37)ら9人は去年4月からの1か月間、オンラインカジノサイト「コニベット」が利用客から集めた賭け金を管理するなどして少なくとも3600人の利用客におよそ26億3000万円を賭けさせるなどして組織的に賭博をしたとして、6日、送検されました。 9人は、オンラインカジノの収益を管理する匿名・流動型犯罪グループ(=トクリュウ)のメンバーとみられ、倉田容疑者はグループの「統括役」とみられています。 その後の捜査関係者への取材で、グループのメンバーが秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を使って、「コニベット」の収益が入る口座の残高や送金履歴などについて、ほぼ毎日、グループ内で共有していたことが新たにわかりました。 サイトの収益は「VIRTUAL PAY」という決済サイトで管理されていて、マネーロンダリングされた後にグループ内のメンバーの報酬などに充てられていたとみられています。 警察は、統括役の倉田容疑者が口座残高の報告などを指示したとみて、オンラインカジノサイトの収益全体を把握し、運営自体を補佐していた可能性も視野に実態解明を進めています。

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