お笑いコンビ・EXITのりんたろー。が5日、レギュラーMCを務める「ABEMA Prime」で、痴漢をテーマにした際に妻の被害について告白。「パートナーが赤ちゃんを抱いている時にお尻を触られた。なんてアドバイスをしてあげたらいいか止まってしまった」と語り、出演者たちからも驚きの声があがった。 番組では過去にも痴漢の被害者、加害者に関する話題を度々取り上げてきた。今回は今月1日から警視庁と関東の鉄道各社による「痴漢撲滅キャンペーン」に関連し、多様化する痴漢の手口と、それからどう身を守るかなどが議論された。 冒頭にコメントを求められたりんたろー。は「うちのパートナーが赤ちゃんを抱っこしてエレベーターに乗っていたらお尻を触られた。抱っこしているから両手が塞がっている。（痴漢は）それを狙ったっぽい。パートナーも赤ちゃんを抱っこしている状態でそんなことになるという発想がなくて、ママ友がふざけて触ったんだと後から聞いたら『そんなことはしていない』と」と説明した。 この対処法についてアドバイスが見つからなかったりんたろー。は「そこで声をあげたら相手が逆上したり、赤ちゃんがどうにかなっちゃったりするかと考えたら、なんてアドバイスしたらいいか僕が止まってしまった。一番は自分の身を守ることだけど、その策が黙っていることではダメ。声を押し殺すことが一番安全な社会であってはいけない」と複雑な思いを述べた。 またお笑いタレント・山田邦子も満員電車の中で座っていたところ、目の前に立っていた男性による奇行に遭遇した。「トレンチコートをバッと開いて素っ裸だった。横の人には見えないが、私だけに見えるようにした。横にも周りにもたくさん人がいるのに、ここだけの世界になってしまう。こういうことがあるのかと思った」。さらに周囲に女性しかいなかった際に「どう見ても触っているなと思ってみたら、全員女だったので『そういう時代なんだな』とも思った」と述べた。 笑下村塾代表取締役・たかまつなな氏は、学生時代の痴漢体験を振り返る。「私も複数回（被害に）遭った。女子高に通っていたが、下車する駅が『日本で一番女子高生が下車する駅』で、痴漢の人も大量にいた」と環境を説明。「そういうことをされる度に対策しようと考えた。『痴漢です』と出してくれるアプリ、警察にチャットで伝えられるアプリも入れたりしたが、いざとなると『そもそも私の勘違いじゃないか』と思ったり、カバンが当たっているだけかもと考えてしまい、体が固まってしまう。私は相当、意見が言える方で気もだいぶ強いが、それでも言えない。だから声をあげられて痴漢が逮捕されるケースは、本当に勇気を持って言われたんだなと思う」とも語っていた。 （『ABEMA Prime』より）