5日、北海道旭川市の歓楽街「3・6街」にある飲食店で、みかじめ料を要求し、応じなかった店員に対し顔面を平手打ちする暴行を加えるなどしたとして46歳の暴力団員の男が逮捕されました。 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、旭川市5条通6丁目に住む、六代目山口組二代目旭導会構成員、井上亮平容疑者(46)です。 井上容疑者は、5日午前3時55分ごろから午前7時49分ごろまでの間、旭川市3条通6丁目にあるバーで、40代の男性店員に対し、みかじめ料を要求し、応じなかった店員の顔面を平手打ちする暴行を加えるなどした疑いが持たれています。 男性店員にけがはありませんでした。 店の関係者が、その日のうちに警察に「ヤクザから暴力を受けてみかじめ料を要求された」と通報し、事件が発覚。警察は裏づけ捜査を進め、容疑が固まったため、7日井上容疑者を逮捕しました。 井上容疑者が容疑を認めているかどうか、警察は明らかにしていません。 警察によりますと、井上容疑者は、男性店員に暴行を加えたあとも、しつこくみかじめ料を要求しましたが、店員は応じなかったということです。 警察は、井上容疑者の余罪の有無や暴力団が事件に関わっていないかどうかなど調べています。