当時14歳の中学3年だった少女を家に住み込ませて売春させたとして、警視庁少年育成課は児童福祉法違反などの疑いで、埼玉県春日部市大場の無職、伏見千尋容疑者(32)ら男2人を逮捕した。「少女にデリヘルのようなことをさせてお金を稼いでもらっていた」などといずれも容疑を認めている。 同課によると、伏見容疑者は昨年11月、少女と出会い系サイトで知り合って悩み相談などに乗り、翌月、家出した少女を家に誘って寝泊まりさせた上、「パパ活」をするよう提案。少女になりすまして交流サイト(SNS)で「会える人いない?」などと募集し、相手が決まると車でホテルまで送迎していた。少女は「嫌われたくなかった」などと話しているといい、売春相手2人から受け取った計12万円は全て伏見容疑者らが回収していたという。 逮捕容疑は昨年12月23~28日ごろの間、少女を売春させる目的で自宅に住み込ませ、計2回、埼玉県内のホテルで男を相手にみだらな行為をさせたとしている。同課は売春相手2人についても不同意性交などの疑いで書類送検している。