7日、名古屋市のホテルの一室で会社員の男性の遺体が見つかった事件。9日、強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、20歳の男でした。ホテルの防犯カメラには、男性が女性と2人で入っていく様子が映っていました。一体、何が起きたのでしょうか。 ■「夫と連絡が取れない」妻の連絡で同僚が探すと、ホテルに遺体で… 夫が6日の夜に同僚と酒を飲み、その後、遺体となって見つかりました。 愛知県春日井市の会社員・栗田尚道さん(32)。6月7日、名古屋市中区にあるホテルで死亡しているのが発見されました。 きっかけは、夫を待つ妻からの連絡です。 先週金曜(6日)、栗田さんは名古屋市内で同僚ら数人と飲酒。このあと現場ホテルに入りましたが、捜査関係者によると、女性が一緒だったといいます。 翌日(7日)、栗田さんの妻は、勤務先に「夫と連絡が取れない」と連絡。 その後、同僚が従業員と一緒にホテルの部屋を確認したところ、栗田さんの遺体が見つかったといいます。 ■強盗殺人の容疑で20歳無職の男を逮捕 栗田さんはベッドの上でうつ伏せの状態。ズボンは履いていましたが、上半身は裸。シーツには鼻血とみられる血痕がついていたといいます。 司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死でした。 警察は殺人事件と断定して捜査本部を設置。そして、遺体発見の翌日となる8日夜、栗田さんを殺害し、所持品を奪った強盗殺人の疑いで、20歳の無職の男を逮捕しました。 ただ、この男がいつ現場のホテルに入ったのか、栗田さんとホテルに行った女性とどんな関係なのかなどは、まだわかっていません。 警察は90人態勢で捜査していて、他にも事件に関わった人物がいるかなど、詳しい状況を調べています。