長崎県佐々町長選挙 告示 新人4人が立候補 各候補者の訴え

官製談合事件で町長が逮捕・起訴され辞職した佐々町で町長選挙が10日、告示され新人4人が立候補しました。 佐々町長選挙に立候補したのは届け出順に労働環境コンサルタント会社社長の永瀬仁 候補。元佐々町議会議員の浜野亘 候補。佐々町の前の副町長中村義治 候補。佐々町の元事業理事今道晋次 候補の4人です。 佐々町では官製談合事件で今年3月当時の町長が逮捕・起訴されその後、町長を辞職したため佐々町にとって今回の選挙は事実上の出直し町長選挙となります。 永瀬仁 候補は今回の官製談合を究明するため第三者委員会を設置するとして支持を訴えました。「町からは、今回の官製談合について、なんら、原因とか背景、そういったものは語られてない。官製談合防止事件を究明するために第三者委員会を設置したいということを皆さんに訴えていきたいと思います。」 浜野亘 候補は、出陣式で福祉、教育、防災の充実を訴えました。「命を大切にするまちづくりをやっていきたい。子育て支援、健康づくり、災害に強い町、そのまちづくりをやっていけるのは、私、浜野亘しかいないと思っております。」 前の副町長だった中村義治 候補は、実質一カ月の準備期間で選挙戦にのぞみます。公正公平な街づくりを進め行政の信用回復を訴えました。「私は、新しい町長になって、職員の先頭に立ちまして、行政の信用回復を行いまして、新しいまちづくりをしたいと思っております。」 今道晋次 候補は入札制度改革など透明性のある街づくりを進めたいと訴えました。 「町への信頼回復、町政への信頼回復をどのように図っていくのか。入札制度の改革というのは当然あります。それはしっかりとやっていきます。それは誰にも疑われないような制度を作ってまいります。信頼回復を図り、町の未来を作っていきたい、それが私の思いでございます。」 今回の佐々町長選挙では入札制度のあり方などが争点になるとみられています。 9日の時点での有権者数は11169人で今月15日に投開票が行われます。

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