藤枝市内で無免許運転をしたとして6月10日に逮捕された消防士について、静岡市消防局は計9回にわたり消防車を無免許で運転し、うち3回は緊急走行だったことを明らかにしました。 静岡市消防局 葵消防署に所属する消防士の男(26)は、6月9日午前9時半頃、藤枝市内で普通乗用車を無免許運転したとして同月10日に逮捕されました。 この消防士について、静岡市消防局は男が交通事故により免許停止処分を受けた5月12日以降、計9回にわたり消防車の運転をしていたことを明らかにしています。 走行距離は約98キロで、うち3回については緊急走行だったということです。 また、男はこの間、業務で原付を1回運転していたこともわかっています。 静岡市消防局によると、男は交通事故を起こした事実や事故に伴い免許停止処分を受けたことを職場に報告していませんでした。 男は免許停止処分を受ける前に免許証を紛失したことから再交付を受け、その後、紛失した免許証を見つけたものの警察に届け出ず、免許停止処分を受けた後に行われた免許証の現物確認の際は発見した古い免許証を提示していました。