東京都教育庁は11日、不同意わいせつや盗撮などの事件、問題行為を起こした都内公立小中高校の教員計8人を同日付で処分したと発表した。 このうち、多摩地域の小学校男性主任教諭(44)は令和5年10月3日、当時の勤務校で女子児童の陰部を直接手で触るなどわいせつな行為をするなどしたとして懲戒免職の処分とした。 被害児童の人権に配慮して処分者の氏名や学校名など詳細は公表しなかった。都教育庁によるとこの教諭は6年11月、不同意わいせつの疑いで警視庁に逮捕された。 また、6年4月3日、路上で女性のスカート内に後方から携帯電話を差し向けて撮影しようとした都区部の中学校男性教諭(28)を停職6月の処分とした。この教諭は、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の罪で7年2月11日、東京簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受けた。 多摩地域の中学校男性主任教諭(43)は6年6月上旬、勤務校の男子生徒2人の右乳首付近を着衣の上からつまみ、不快感を与えたなどとして停職3月の処分を受けた。男子生徒らのふざけ合いを制止するために行ったという。男子生徒にけがはなかった。 この他にも窃盗や体罰関連行為などで、男性教員計5人を懲戒免職などの処分とした。