「警察官をかたる詐欺」急増!県警が「ニセ警察官」の画像公開 警察手帳や逮捕状など 実在しない書類を見せてだます手口 注意呼び掛け

今年になって「警察官をかたる詐欺」が急激に増えています。 県警は11日、ニセ警察官の画像を公開して注意を呼び掛け、身近な存在からの啓発にも期待を込めています。 警察手帳を示し、一見、警察官と勘違いしてしまいそうなこの人物。 「電話でお金詐欺」の実行犯です。 県警は11日、「警察官をかたる詐欺」の犯行に使われた画像を公開しました。 犯人はビデオ通話を使い、 「逮捕状」や「凍結捜査差押許可状」と書かれた、実在しない書類も見せてきます。 デリシア移動スーパーとくし丸 熊谷有紀さん 「警察をね。装ったやつも多いんだって」 利用者 「そうみたいね。今のところ警察からは掛かって来ないけど。変なの掛かってきたらすぐ切っちゃうそのまま」 熊谷さん 「あ~、そうね。それがいいね」 11日、上田市で買い物客と詐欺について話をしていたのは、移動スーパー「とくし丸」の熊谷有紀さんです。 デリシアの「とくし丸」は今月、「地域の見守り隊」として、住民の防犯意識を高める取り組みを行っています。 本業は、生鮮食品やお惣菜、日用品などおよそ1000点を載せて 買い物に出かけるのが難しい人を訪ねること。 スタッフと利用者が週に1、2度、顔を合わせる関係が、防犯に役立つといいます。 県警総合犯罪防止対策室 渡邉有希 係長 「顔なじみの方から買い物の途中にちょっと気を付けてねっていうような話をさせていただくと、私どもがお話しするよりもやはり沁みるというか効果が高いのかなと感じております」 県警によりますと、先月末までに確認された今年の「電話でお金詐欺」の被害は、「115件」で被害額は5億4500万円余り。 去年より「13件」、およそ「2億1600万円」増えていて、中でも、警察官をかたる詐欺の件数は、去年の6倍以上になっています。 熊谷さん 「やっぱりもちろん見守り隊も兼ねているので、皆さんの暮らしの安全だったり 安心だったりそれはこれからも心掛けながらやっていきたい」 警察は、さまざまな団体と協力して防犯意識が高い地域を作っていきたいとしています。

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