強姦致傷や住居侵入 裁判員裁判初公判 佐賀市 被告の男、起訴内容を一部否認 佐賀地裁

アパートに侵入して住人に暴行を加えたなどとして、強姦(ごうかん)致傷や住居侵入の罪に問われた佐賀市の無職の男(36)は11日、佐賀地裁(山田直之裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で「押し倒しておらず、顔面は殴っていない」などと起訴内容を一部否認した。 起訴状によると、被告は2015年9月、佐賀県内のアパートで、玄関ドアを開けて帰宅した当時20代の女性を背後から押し倒して脅し、顔や右肩付近を拳で殴るなどして性交しようとしたとしている。女性は顔などに1週間のけがを負った。事件発生から9年後の昨年9月、県警が被告を逮捕した。 検察側は冒頭陳述で、昨年4月の県警の再捜査で、現場に残されたスリッパとタオルのDNA型鑑定などから被告の関与が浮上したことを明らかにした。「夜間に女性を物色し、帰宅するのに続いて玄関に侵入し、暴行などを加えた」と当時の状況も示した。

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