他人名義のクレジットカード情報で不正購入したゲームコントローラーなどを空き室などに配送させて回収したなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、東京都新宿区大久保の風俗店従業員、鈴木博文容疑者(42)を逮捕した。「借金の返済と生活費に充てるためだった」と容疑を認めている。 同課によると鈴木容疑者は、X(旧ツイッター)上でクレジットカード情報を販売していた人物から20件以上のカード情報を購入。これらを使い家電量販店のオンラインサイトで家電を不正購入して、アパートの空き室前に置いた宅配ボックスやコンビニエンスストアに配送させていた。令和5年夏ごろから不正購入を約100回繰り返し、購入総額は600万円以上とみられる。回収した家電は買い取り業者に持ち込み、転売していた。 逮捕容疑は6年8~10月、不正に入手した他人名義のクレジットカード情報を利用して家電11点を購入して配送させ、空き室などから回収して盗んだとしている。