警察官を名乗る男からの電話で「逮捕されたくなければ協力してほしい」などと言われ、50代男性が211万円をだまし取られていたことがわかりました。 警察によりますと、今年4月1日、砺波市の50代男性の携帯電話に「+」から始まる国際電話番号から電話があり、長野県警の警察官を名乗る男が、ビデオ通話で警察手帳のようなものを見せてきました。 男は「あなたが詐欺グループの容疑者の一人だ」「逮捕されたくなければ捜査に協力してほしい」などと言い、通信アプリで連絡を取り始めました。 男性は個人情報や口座情報を伝え、4月7日には「詐欺グループのお金があなたの口座に流れていないか調べるため」と言われ、指定された口座に211万円を振り込みました。 4月23日を最後に連絡が取れなくなり、インターネットで調べたところ同様の詐欺被害があることを知り、被害に気づいたということです。 警察は、警察官を名乗る電話があった場合は、相手の名前や所属を確認し、一度電話を切って家族や警察に相談するよう呼びかけています。 また、警察官が通信アプリで取り調べをしたり、振込を依頼することは絶対にないとして注意を呼びかけています。