野辺地警察署によりますと6月7日、青森県内に居住する40歳代の男性のスマートフォンに警視庁のタナカヒロユキを名乗る男から電話があり、 ・あなたは詐欺に加担している。 ・事情聴取のため徳島県に来てほしい。 などと言われました。 男性はタナカに徳島県に行けないと伝えたところ、別の者に代わると言われ、次に応対した徳島県警を名乗る男から、LINEアカウント「2981号」を登録するように指示され、そのアカウントを利用してビデオ通話で警察手帳を見せられた上、 ・あなたが犯罪の資金洗浄に関わっていて、逮捕状が出ている。 ・あなたが犯人からお金を受け取っている疑いがある。 ・あなたの口座残金を指定口座に振込すれば、犯人から受け取ったお金かどうか確認できる。 などと言われ、その日のうちに県内金融機関のATMから、指定されたネット銀行の個人名義口座に現金55万円を振込入金しました。 その後、警察に指示されてお金を振り込みしたことを不審に思い、警察署に相談して、被害に気付いたということです。 警察は犯人はLINE等で連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳等を見せて信じ込ませようとしますが、警察がLINE等で連絡することはないとして注意を呼びかけています。