<1分で解説>トランプ大統領「反乱法」発動視野 何が起こるか

アメリカのトランプ大統領がカリフォルニア州ロサンゼルスで続く抗議デモに対応するため、必要なら「反乱法」を発動すると強調しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「トランプ米大統領が『反乱法』発動検討」について解説します。 Q アメリカでどんなことが起きているの? A 西部カリフォルニア州ロサンゼルスで6日から、不法移民の取り締まりに反対する抗議デモが続いています。一部のデモ参加者が暴徒化し、警察と衝突する場面もありました。 Q トランプ大統領は何をしたの? A トランプ大統領は州兵約4000人をロサンゼルスに動員し、さらに海兵隊員も派遣するよう命じました。海兵隊員は10日に約700人が現地に到着しました。そして、必要と判断すれば「間違いなく反乱法を発動する」と強調しました。 Q 州兵や海兵隊はどんな役割なの? A 州兵は主に治安を守るために活動します。海兵隊は、連邦政府の施設や職員を守る州兵を支援する役割を担っています。 Q 反乱法ってなんだっけ。 A 反乱法は1807年に作られたアメリカの法律で、普段は海外で活動する軍隊を、国内の暴動など特別な場合に使うことを認めています。発動されると、軍隊がより広い範囲で活動できるようになります。 Q 州や市はどう対応しているの? A カリフォルニア州は、州知事の要請なしに州兵や海兵隊が治安活動をすることに反対し、連邦裁判所に一時的な差し止めを申し立てました。ロサンゼルス市も夜間外出禁止令を出しています。ロサンゼルス市警は、9日夜だけで100人以上を逮捕したと発表しています。

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