安芸郡府中町の公園で男性が殺害された事件は発生から2か月が経過しましたが、犯人の逮捕には至っておらず、地域住民の不安は続いています。 事件発生から12日で2か月。府中町の現場近くの小学校では地域の人たちが見守る中、児童たちが登校していました。 ■付近の住民 「小さい子どもさんがたくさんいるから、やっぱり不安でしょうね。保護者の方は心配だろうと思いますよ。早く事件解決してもらうようにお願いしますとみんな言いますよ」 4月12日の夜、水分(みくまり)峡森林公園で、東京都の会社員・里見誠さんが頭や顔などを硬いもので殴られ殺害。東京から1人で新幹線に乗り広島に来ていました。 ■昨夜の見守り 「合同パトロールで一体となって守っているんだよというのを見ていただけるように、パトロールしていきたいと思います」 事件は未解決のまま、発生から2か月。11日は、警察や地域住民が現場周辺をパトロールしました。 ■広島東警察署 生活安全課 奥野貴正 課長 「警察と住民の方が一体になってみなさんに安全安心を実感していただきたい。全力をあげて犯人検挙にみんなで取り組んでおります」 府中町は来週、事件のあった公園に防犯カメラを2台設置することにしています。 警察は若い男女グループが犯行に関与しているとみており、これまでに約60件の情報が寄せられているということです。防犯カメラの映像や里見さんのSNSのやりとりを解析するなどし、逃げた犯人の行方を追っています。 (2025年6月12日放送)