【続報】拳銃の使用「適切だった」と旭署 急発進車に警察官が発砲 逃走の男か「撃たれた」と出頭、現場から24キロ離れた山武署に 千葉

千葉県旭市で13日、警察官に向かって急発進してきた車に警察官が発砲した事件で、逃走していたとみられる男が13日夜、山武署へ出頭し「警察から逃げてきた。拳銃で撃たれた」という趣旨の話をしていることが14日、旭署への取材で分かった。同署はこの男が急発進車を運転していたとみて調べている。事件現場から山武署は約24キロ離れている。 旭署などによると、男は自称タイ人の30代で、13日午後8時20分ごろ、知人に付き添われて山武署に出頭した。男は右肩を負傷しており、病院に搬送された。 事件は13日午後4時5分ごろ、旭市鏑木の市道で発生。旭署地域課の男性巡査部長(36)と男性巡査(33)が駐車中の軽乗用車3台を見つけ職務質問し、1台の車に乗っていた男が暴れたため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。 その際に、3台のうち別の車が巡査らに向かって急発進してきて、巡査部長が3発発砲した。車は13日午後7時過ぎに同市萬力で見つかった。銃弾の痕があった。 公務執行妨害容疑で逮捕されたのは、タイ国籍で住所不詳の32歳のアルバイトと自称する男で、職務質問した巡査部長を車のドアを開けて突き飛ばすなどした疑いがある。男は「逃げようとして暴れた。そのとき足が警察官に当たった。わざと蹴ったわけではない」と供述している。 警察官2人にけがはなかった。旭署は拳銃の使用について「適切だったとみている」とコメントした。

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