ことし3月の福岡県大任町の町長選挙で候補者を当選させる目的で、有権者2人に特定候補に投票させた報酬として、それぞれ3万円を渡したとして29歳の会社社長の男が18日、逮捕されました。 公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕されたのは、福岡県大任町の土木建築会社社長、長藤優太容疑者(29)です。 警察によりますと、長藤容疑者はことし3月30日の大任町長選で特定候補の選挙運動をしていましたが、選挙期間中の3月26日、大任町内で有権者2人に対し、特定候補に投票した報酬としてそれぞれ3万円を渡した疑いです。このうち1人には事前に現金の供与を約束していたということです。 警察は、長藤容疑者がどちらの陣営かは明らかにしていません。