今年4月、福岡市早良区の障害者支援施設で入所者の30代女性が拒絶できないことに乗じて唇にキスをする、髪をなで回すなどのわいせつな行為をしたとして、事件当時、施設の職員だった59歳の男が逮捕されました。 男は「女性から求められたのでやった」などと話し、容疑を否認しています。 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは事件当時、早良区にある障害者支援施設の職員だった59歳の無職の男です。 59歳の男は4月4日午前1時ごろから午前1時11分ごろまでの間、障害者支援施設の事務室で入所者の30代の女性が心身に障害があるため拒絶できないことに乗じて唇にキスをする、髪をなで回すなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。 施設の関係者が「入所者の女性がキスなどをされる被害に遭っている」などと警察に相談して事件が発覚。 警察が防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、当時、施設の職員だった59歳の男が不同意わいせつ事件に関与した疑いが強まったということです。 取り調べに対し、59歳の男は「キスをしたり髪を触ったりしたことは事実だが、同意がなかったわけではなく女性から求められたのでやった」などと話し、容疑を否認しています。