マッチングアプリを悪用したぼったくり事件で、因縁を付け補償金を請求したとして、警視庁保安課は19日までに、詐欺容疑などで、飲食店従業員鈴木駿太容疑者(22)ら男3人を再逮捕し、男女3人を逮捕した。 5人が容疑を認め、1人が認否を留保している。 同課によると、鈴木容疑者らのグループはマッチングアプリで知り合った男性を店に誘い、大量の酒を注文させて、高額な飲食代を請求。支払えないと、コンビニのATMで現金を引き出させるなどしていた。 男性へ対応したため、ほかの客の予約をキャンセルしたなどとうそを言い、「来るはずだった客のシャンパン代を払え」と要求することもあったという。 逮捕容疑は3月初旬、20代の男性が注文した飲食代の名目で現金45万円を不当に請求した上、存在しない予約のキャンセル補償金として、現金200万円と金のネックレス(約240万円相当)をだまし取ったなどの疑い。 鈴木容疑者は三つあるチームのうち、一つのチームのリーダーとしてぼったくりを繰り返していた。同課は残りの二つのチームリーダーや、各チームを束ねる指示役らの特定を進めている。