保険金詐欺などに札幌の会社「M's」グループが組織的に関与したとみられている事件で、6月18日に再逮捕された10人のうち、複数の男が暴力団と関係があるとみられることが新たに分かりました。 詐欺の疑いで逮捕・送検されたのは、札幌の会社「M's」の会長・武藤健太郎容疑者ら男5人です。 5人は2021年10月ごろ、統合失調症を患ったと偽って1人を入院させ、生命保険会社から保険金およそ140万円をだまし取った疑いが持たれています。 また、「M's」グループをめぐっては、社員の植村裕太容疑者ら別の男5人も、物品回収業で客にうその説明をしたなどとして、19日に送検されました。 関係者によりますと、逮捕された10人のうち複数の男が暴力団と関係があるとみられることが新たに分かりました。 警察は、だまし取った金が暴力団に流れていた可能性もあるとみて、実態解明を進めています。