知人男性を警棒で殴りけがをさせたなどとして、兵庫県警暴力団対策課と兵庫署は20日までに、傷害と脅迫の疑いで、神戸市長田区に住む溶接工の男(50)と指定暴力団絆会系組員の無職の男(54)ら20代~50代の男女5人を逮捕した。県警の調べに、溶接工の男は「警棒で殴った」、無職の男は「私は知りません」と話しているという。 5人の逮捕容疑は、別の何者かと共謀して昨年5月9日未明、兵庫区福原町の路上で、当時30代の男性の頭部を警棒で2回殴り、乗用車を近づけるなどして頭部や腹部に軽傷を負わせた疑い。さらに「警察に行くな。行ったら分かってるやろ」などと脅した疑いも持たれている。 署によると、5人は現場におり、溶接工の男が警棒で暴行し、無職の男が脅迫の言葉を発した疑いがあるという。県警は、男性と5人が知人関係だったとみており、経緯を確認している。