在沖縄米兵の裁判、24日判決 性的意図や暴力の有無争点

沖縄県で昨年5月、20代女性に性的暴行をしようと首を絞め負傷させたとして、不同意性交致傷罪に問われた在沖縄米海兵隊上等兵の男(22)の裁判員裁判は、那覇地裁で24日に判決が言い渡される。求刑は懲役10年。事件当日に出会い、女性の交際相手宅まで同行したことは認めているが、わいせつの意図や首絞めなどの暴力は一切否定し、無罪を訴えている。 男はジャメル・クレイトン被告。県警は被害者のプライバシー保護を理由に逮捕を公表せず、起訴後の昨年6月に事件が判明した。先に発覚した米空軍兵の事件と併せ、日本政府や県警が県に情報を伝えず、政府が県への非公表事件の連絡体制を見直す一因となった。 起訴状によると、昨年5月26日朝、背後から首を絞め、女性のズボンのボタンを外すなどして性交しようとしたが目的を遂げず、両目などに約2週間のけがをさせたとしている。 検察側は、早朝に1人で歩いていた面識のない女性に声をかけ、一緒にタクシーに乗って女性の交際相手宅まで付きまとい、玄関で事件に及んだと指摘した。

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