特殊詐欺被害金マネロン疑い、男2人逮捕 「ルフィ」事件も関与か

特殊詐欺の被害金をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁と愛知県警の合同捜査本部は23日、いずれも職業不詳、樋口拓也(37)=大阪府豊中市=と相田栄幸(33)=東京都品川区=の両容疑者を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で再逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 捜査本部は、2人が複数の犯罪グループの資金洗浄を請け負っていたとみている。フィリピンから「ルフィ」を名乗る男らが指示していたとされる広域強盗事件の被害金も樋口容疑者側に渡っていた疑いがあり、資金洗浄した金が「ルフィ」グループに還流していた可能性があるという。 捜査関係者によると、2人は何者かと共謀して2023年4月、特殊詐欺の被害金をビットコインなど暗号資産に交換した後、再度現金化。こうした手口で現金計4億5千万円を得て、犯罪収益を隠した疑いがある。現金は都内の銀座・六本木などの路上で両容疑者に受け渡され、樋口容疑者宅に運搬されていたという。

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