「+1」「+44」国際電話番号を悪用するケースも ニセ電話詐欺過去最悪のペースで増加

福岡県内ではニセ電話詐欺の被害額が過去最悪のペースで増え続けています。東京などでは警察の偽サイトに誘導する手口も確認されていて警察が注意を呼びかけています。 福岡県内のニセ電話詐欺の認知件数は今年1月から5月末までに558件、被害額はおよそ22億6000万円で、いずれも去年の同じ時期と比べて大幅に増えています。 被害額のおよそ8割を占めるのがオレオレ詐欺で、警察官などになりすまし、「+1」や「+44」などの国際電話番号を悪用したケースが多いということです。 また、東京などでは警察の偽サイトに誘導し偽の逮捕状を見せることで相手を信用させ、金をだまし取るケースも確認されています。 福岡県警 生活安全総務課 波多江啓史 統括管理官 「犯人側は国際的に組織的に犯行に及んでいる。もしかしたら自分にも被害が及ぶのではないかと自分事として捉えていただければ」 警察は「『資金洗浄』や『SNSで取り調べ』、『逮捕状』などの言葉が出てきたらすぐに電話を切って相談してほしい」と呼びかけています。

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