自宅に遺体を遺棄したとして山形県尾花沢市の40歳の女が逮捕された事件で、その後の取材で遺体には目立った外傷はなく、一部が白骨化していた状態で見つかっていたことが新たにわかりました。 この事件は、尾花沢市上町三丁目の無職・井苅あゆみ容疑者が自宅敷地内に年齢や性別の分からない遺体を隠し、遺棄した疑いで逮捕されたものです。 今月16日、地区の民生委員が市に「1年ほど母親の姿を見ていない」と連絡したことをきっかけに事件が発覚しました。 その後の取材で遺体は、物置とみられる場所の軒先で見つかっていたことがわかりました。 遺体の上には土がかけられていたほか発砲スチロールや段ボール箱などものせられた状態だったということです。 遺体は損傷が激しくかなりの時間が経っているとみられていますが、服を着た状態で見つかっていて、目立った外傷はなく一部が白骨化していたということです。 警察の調べに対し、井苅容疑者は、容疑を認めています。 警察は、遺体は井苅容疑者の母親とみて身元の確認をすすめるとともに、死亡した経緯や遺棄した動機についても詳しく調べています。