【AFP=時事】イランは25日、イスラエルのためにスパイ活動を行った男3人の絞首刑を執行したと発表した。 イラン司法当局は、「暗殺を実行するための装備を持ち込もうとしたイドリス・アリ、アザド・ショジャイ、ラスール・アフマド・ラスールの3死刑囚は、シオニスト政権(イスラエル)に協力した容疑で逮捕され、裁判にかけられた」「3人の死刑はけさ、絞首刑で執行された」と述べた。 刑はトルコ国境に近い北西部の都市ウルミアで執行され、青い囚人服を着た3人の写真が公開された。 イランは、宿敵イスラエルを含む外国の情報機関に協力した疑いのある工作員の逮捕と処刑を定期的に発表している。 6月13日にイスラエルとの紛争が勃発(ぼっぱつ)すると、イランはイスラエルに協力した容疑で逮捕した人々を迅速に裁判にかけると表明。22日と23日にも、イスラエルの対外特務機関モサドの工作員とされた男たちの処刑を執行した。 アムネスティ・インターナショナルなどの人権団体によると、イランは死刑執行数は、中国に次いで世界で2番目に多い。【翻訳編集】 AFPBB News