徳之島で去年11月、女性を殺害した疑いで逮捕された当時高校生だった男について、鹿児島地検は25日、殺人などの罪で起訴しました。 殺人や住居侵入などの罪で起訴されたのは県内に住む18歳の男です。 起訴状などによりますと男は高校生だった去年11月、伊仙町の保育士・菊池房子さん当時(55)の自宅に窓から侵入し、帰宅した菊池さんの胸や肩などを包丁で複数回突き刺すなどして殺害したとされています。 男はこれまでの警察の調べに対し、容疑を認めているということですが、鹿児島地検は「公判に支障がある」として認否を明らかにしていません。 男は事件当時17歳で刑法上の少年事件のため地検が家庭裁判所に送致していました。 家裁は今月16日、「落ち度のない被害者を身勝手な動機で殺害した極めて重大で悪質な事案であり、刑事処分以外の措置を相当と認める事情は見出しがたい」として男を地検に逆送致していました。 今後、成人と同様に裁判員裁判が開かれます。