2週間前に移転の住吉会本部事務所を家宅捜索 警視庁と千葉県警

警視庁と千葉県警の合同捜査本部は26日、指定暴力団住吉会の本部事務所(東京都港区)を、組織犯罪処罰法違反などの疑いで家宅捜索した。住吉会本部は12日に新宿区から港区芝浦への移転が認定されたばかりで、同庁が移転後の同会本部を家宅捜索するのは初めて。 捜査本部が24日、不正取得したナンバープレートを付けて盗難車であることを隠したなどとして、同会系組幹部の細淵力容疑者(42)を同法違反(犯罪収益等隠匿)などの疑いで逮捕していた。今回の捜索はその関連で実施されたという。 同会本部は、東京・赤坂のビルに長年置かれていたが、2023年に新宿のマンションへ移転。翌年、東京地裁が部屋の使用を禁じる仮処分を決定したため、同会はマンションを売却していた。その後、芝浦にあった住宅兼事務所を新たな本部として使用しているのを警視庁が確認したという。(三井新、西岡矩毅)

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