2025年5月までに仙台市の会社員の男性を組織的に恐喝し、現金86万円を脅し取ったとして、暴力団幹部の男ら3人が逮捕されました。組織的恐喝での摘発は、宮城県内では初めてだということです。 組織的犯罪処罰法違反(組織的恐喝)の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団住吉会系幹部の41歳の男と32歳の男、それに組員の26歳の男の合わせて3人です。 警察によりますと、3人は、共謀して2024年10月中旬から5月下旬にかけて仙台市内の喫茶店などで仙台市に住む20代の男性会社員に対し「さらうぞ。組に応援金払え」などと脅迫し、現金86万円を脅し取った疑いがもたれています。 3人は、複数回にわたって金を脅し取っていたとみられ、1度に数万円から数十万円を受け取っていたということです。脅し取った金は、暴力団の資金に充てていたとみられています。 警察は、捜査に支障が出るとして3人の認否を明らかにしていません。今回の「組織的恐喝」という罪名は、組織的に相手を恐喝し金を渡させた場合などに適用され宮城県内での摘発はこれが初めてということです。