8月いっぱいでMBSを退社する大吉洋平アナウンサーが27日、同局『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)に最後の出演をした。火、木、金曜に出演していた大吉アナはこの日、ニュースに切り込む『大吉プレゼン』を担当。ラストは小学校の教員らが、女子児童を盗撮した画像などをSNS上のグループで共有したとして逮捕された事件を扱った。 大吉アナはエンディングで再登場。番組MCで同局先輩の河田直也アナから「ここで、毎週『大吉プレゼン』を担当してきました大吉洋平アナウンサーから皆さんにあいさつをしてもらいます」と紹介された。 大吉アナは「夏でMBSを退社しまして、フリーランスという形で活動することを決めました」と切り出すと、「これまで世界50の国と地域で取材を行ってきたんですが、各国でいろいろな経験をさせていただく中で、さまざまな価値観というのをつきつけられ、自分にとって大きな財産です。こんな経験をさせてくれた会社、およびスタッフに感謝しかないんですが、その世界取材の中で芽生えた思いというのが『本当に人生、いつ終わるかわからないので、ちょっとでもやりたいことがあれば、待たずにチャレンジしよう』という思いでございました」と決断への経緯を説明した。 「関西の皆さまに優しく、温かく育てていただきました」とMBSテレビ視聴者、ラジオリスナーに感謝を伝え、「舞台は変われど、声をお届けするという仕事は追求してまいりますので、今後ともおみくじの大吉と書いて大吉洋平をどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。出演者から大きな拍手を浴びた。 ジャーナリスト・武田一顕氏から「大吉君、どこへ行くの? パンダと一緒に中国行っちゃうの?」と声が飛ぶと、大吉アナは「大阪のマンションを買ってしまったので、それは住みつつ、もしお仕事があれば、東京だろうが、名古屋だろうが、九州だろうが、どこへでも飛んでいきますと言うスタンスでございますが」と返しつつ、「ただ、野々村さん、正直、不安しかないんですが、最後、喝を入れていただいてもいいでしょうか」と金曜レギュラーの野々村友紀子に要請した。 野々村が「『ゴゴスマ』でお待ちしております」と口にすると、大吉アナは「石井さ~ん!」と両手を振って、『ゴゴスマ』MC・石井亮次アナにアピール。笑いと拍手の中、河田アナが「大吉アナウンサーでした。お疲れ様~」とまとめて終了した。 2008年入社で8月に40歳を迎える大吉アナは、24日の『よんチャンTV』で火曜日に担当していた『大吉アナの高コスパ!お得ハンター』コーナーで退社、フリー転身を発表していた。