「6月25日、フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスの株主総会でファミリーマート元社長の澤田貴司氏など、11人の取締役を新たに選出しました。それを受け、大和ハウス工業は見合わせていた自社CMの放送を7月から再開することを決定しました。またサントリーも早ければ7月から再開する見込みです。フジテレビの経営陣が刷新され、再発防止の新体制が確認できたからだといいます」(全国紙記者) フジテレビは中居正広氏(52)と元アナウンサーの女性への対応をめぐる一連の問題で、今年4月から6月23日までの期間、同社でCMを放送した企業は、昨年同時期の28%まで下落したと発表していた。だが、株主総会を経て、風向きが変わりつつあるようだ。フジテレビ関係者は言う。 「清水(賢治)社長は株主総会で“中居氏に対して今後損害賠償を求めるのか?”の問いに曖昧な返事をしていました。実はフジテレビ社内では今、中居氏に対する訴訟より、喫緊の問題の対応に追われているのです」 その問題というのは、社員によるオンラインカジノだという。 「6月23日にバラエティー制作部で『ぽかぽか』の制作統括をしていた鈴木善貴容疑者が、オンラインカジノでおよそ1億円を賭けていたとして常習賭博容疑で逮捕されました。さらに24日には『ぽかぽか』に出演していた山本賢太アナウンサーも昨年5月から7月にかけてオンラインカジノで640万円を賭けた疑いで書類送検されています。 山本アナはギャンブル好きを公言したことはなく、鈴木容疑者から誘われて始めてハマってしまったようです。社内でもほかにオンラインカジノに手を出していた人間がいるのでは…と噂になっているのです。 鈴木容疑者は人気番組『ネプリーグ』も担当しており、局内ネットワークも広かったことで知られています。さらに鈴木容疑者自らが『5年ほど前に職場の先輩に誘われて始めた』『周囲にやっている人がたくさんいた』などと供述していたことからも、フジ内部ではオンラインカジノ問題の“拡大化”に戦々恐々としているのです」(前出・フジテレビ関係者) 新体制となり、フジテレビの諸々の騒動が沈静化する日は来るのだろうか――。