新入部員の保護者らにウソの説明をして授業料などの名目で現金をだまし取ったとして逮捕された日本大学・重量挙部の元監督が、別の保護者らからも本来必要のない現金をだまし取ったとして、再逮捕されました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、日本大学の重量挙部の元監督、難波謙二容疑者(64)です。 捜査関係者によりますと、難波容疑者は2023年12月、コーチと共謀して奨学金制度を使って入学した新入部員4人の保護者らに「2年目以降にスポーツ奨学生として申請予定、1年目のみお支払いください」などとウソの説明をし、施設設備資金などの名目で本来必要のない現金、およそ262万円をだまし取った疑いが持たれています。 難波容疑者は、別の新入部員の保護者ら4人から現金205万円をだまし取ったとして、既に逮捕されていました。 警視庁は、奨学金制度で入学した部員の保護者らから、10年間でおよそ3800万円を不正に受け取っていたとみて調べています。