広島県警広島南署と県警組織犯罪対策1課は2日、自称、呉市の塗装工の男（24）を窃盗の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は何者かと共謀。1日午後0時ごろから午後1時10分ごろまでの間、警察官をかたって広島市南区の男性（87）方に電話。「口座からお金が引き出されているかもしれないので、（キャッシュカードを）封筒に入れて封をする必要がある」などとうそを言い、金融庁職員を装った男が男性方を訪れ、男性が目を離した隙に、キャッシュカード4枚が入った封筒を別の封筒とすり替えて盗んだ疑い。「カードの入った封筒をすり替えて盗んだ」と容疑を認めているという。 同署は特殊詐欺グループの「受け子」とみている。同署によると、カードで現金の一部が引き出されていたという。