東京池袋の高層ビルで男性が刺殺された事件をめぐり、事件現場であり、被害者の勤務先だった「アディーレ法律事務所」は7月3日、公式サイトで新たな声明を発表。 インターネットやSNSの憶測による情報拡散について「深い悲しみにある被害者ご遺族・関係者、ならびにメンタルケアを必要とする従業員の心情に、思わぬ負担を与える恐れがある」として、控えるよう呼びかけた。 また、捜査機関への全面的な協力を表明。事実関係の全容解明にはなお時間を要する見込みだとしている。来週からは、臨床心理士などの協力のもと、全社的に従業員のメンタルサポートを実施する方針も明らかにした。 被害者（36）と殺人未遂の疑いで緊急逮捕された男は、アディーレ法律事務所の同僚として働いていたとされる。 警視庁によると、男は7月1日午前11時45分ごろ、東京・東池袋の高層ビル31階で、被害者の首あたりをナイフで複数回突き刺すなどして殺害しようとした疑い。その後、被害者は搬送先の病院で死亡が確認された。