米俳優マイケル・マドセンさん死去、67歳 タランティーノ監督作品に多数出演

(CNN) 米俳優マイケル・マドセンさんが3日、亡くなった。67歳だった。広報担当者が明らかにした。マドセンさんは1980年代以降、クエンティン・タランティーノ監督の作品をはじめ、数多くの名作に出演したことで知られる。 マドセンさんは3日午前、カリフォルニア州マリブの自宅で心停止を起こし、意識不明の状態で発見されたという。 ロサンゼルス郡保安局ロストヒルズ署によると、死亡が確認されたのは現地時間午前8時25分で、犯罪の疑いはない。 マドセンさんはタランティーノ監督作品「レザボア・ドッグス」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「キル・ビル」シリーズなどで知られる。 1980年代初頭にテレビドラマでキャリアをスタートさせたマドセンさんは、83年の「セント・エルスウェア」で一躍有名になった。ほどなくして映画界に軸足を移し、91年のリドリー・スコット監督のヒット作「テルマ&ルイーズ」で強い印象を残した。 B級映画に多く出演する一方で、2002年の「007/ダイ・アナザー・デイ」、05年の「シン・シティ」など知名度の高いヒット作への出演も重ねている。 プライベートではいくつかのトラブルに見舞われていた。 バラエティ誌などによると、昨年には妻との口論の末、家庭内暴力の軽罪容疑で逮捕され、1カ月後に離婚を申請している。 19年には10年で2度目となる飲酒運転で逮捕され、12年には当時10代だった息子への暴力沙汰で逮捕されている。 2022年には息子のハドソンさんがハワイで自殺した。

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