匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる“トクリュウ”の後ろ盾か。暴力団事務所に大阪府警が家宅捜索です。 大阪府警の捜査員約30人が向かったのは、三重県津市にある特定抗争指定暴力団「山口組」の弘道会傘下の組事務所。 凶器準備集合の容疑で家宅捜索に入ろうとしますが、シャッターが開かず中に入ることが出来ません。 組員「どちらですか?」 捜査員ら「大阪や!」 シャッターはゆっくりと開き、捜査員が続々と入って行きました。 大阪府警は今年4月、対立グループとの抗争のため、大阪・ミナミで凶器を準備して集まったなどの疑いで、愛知県を拠点とする匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」のリーダーである、フィリピン国籍のタキワキ・マサキ・ラサイ容疑者(21)ら14人を逮捕しています。 府警によりますと、「ブラックアウト」の後ろ盾になっていた組員が、この組事務所に出入りしていた疑いがあるということで、押収品などをもとに実態解明を進める方針です。