入院患者のクレカ不正利用 看護師200万円使いこみか 死亡した後も犯行続ける

川崎市の病院に勤務する24歳の女性看護師が、死亡した入院患者のクレジットカードを不正に利用したとして逮捕されました。他にも被害者がいるとみられます。番組の単独取材に応じた病院が謝罪しました。 ■患者が死亡後も不正利用継続 被害額約200万円か 麻生総合病院 佐々木英也統括事務部長 「ご家族や被害者の方たちには非常に申し訳ないという気持ち。ご迷惑をおかけしたことは、本当に謝罪したいと思っております」 事件が発覚したのは、川崎市にある麻生総合病院です。2日、病院に勤務する24歳の看護師・伊東優花容疑者が逮捕されたことが分かりました。 伊東容疑者 警視庁の取り調べに対し 「患者の貴重品のカードを撮影し、ネットで購入しました」 警視庁によりますと、伊東容疑者は去年10月、入院中の80代男性患者がベッドから離れたすきを狙ってクレジットカードをスマホで撮影。患者のカード情報を悪用し、男性アイドルグループのグッズや、フードデリバリーを注文していました。 患者が死亡した11月以降も不正な利用を続け、被害額はおよそ200万円に上ります。 伊東容疑者は、2022年4月から新卒で働き始め、今年で4年目。犯行当時は、入院病棟で勤務していました。 伊東容疑者は、病院内で複数の犯行に及んでいた可能性があります。取り調べに対してこう供述しているということです。 「昨年の春以降、他にも複数の患者のカードの情報を盗み取った」 佐々木統括事務部長 「雰囲気だけ見ると、え、という感じなのが正直」 「(Q.お金に苦労してそうという様子は?)そこも聞いてはいないです」 伊東容疑者はなぜ犯行に及んだのでしょうか。 「借金があり生活に困っていた。グッズが欲しかった」 看護師の不正行為について町の人は…。 月に1回受診 30代 「自分が行ってる、そんな大きい病院だったら、びっくりしちゃいますよね。大きい病院だし大丈夫かなと信用しちゃうと思うので怖いなって思います」 60代 「同じ看護師なので、すごくびっくりしております。そんなことあったらいけないことだと思いますし、ご家族様とかご遺族様に対しても大変失礼なことだと思います」 被害者への補償はどうなるのでしょうか? 佐々木統括事務部長 「(Q.被害者への補償は?)誠心誠意の対応で、警察から来て分かり次第、補償も含めて弁護士と調整しているところです」 (「グッド!モーニング」2025年7月5日放送分より)

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