「せたがやPay」悪用して商品だまし取った疑い 高校生5人を逮捕

東京都世田谷区のデジタル地域通貨アプリ「せたがやPay」を悪用し、約3万7千円分相当の商品をだましとったとして、警視庁が都内の男子高校生5人を詐欺容疑で逮捕していたことが、同庁への取材で分かった。いずれも容疑を認め、「転売や自分で使うためにやった」などと話しているという。 少年事件課によると、逮捕容疑は1月、区内のコンビニ4店舗で、「せたがやPay」を悪用し、実際には支払っていないのに決済したように装って充電器などの商品をだまし取ったというもの。 5人は高校の同級生で、スマートフォンで「せたがやPay」を不正利用する方法を思いついたという。同課は、高校生らが今年に入ってから同様の手口で、充電器やケーブル、イヤホンなど計約70点(15万5千円相当)をだましとったとみている。 「せたがやPay」を運営する世田谷区商店街振興組合連合会によると、不正を自動で検知するシステムなどでこれまでも対応してきたが、「事実関係を確認した上で、不正利用の防止とセキュリティー強化に引き続き取り組む」としている。(太田原奈都乃)

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