トイレの修理代名目で現金やスマートフォンを脅し取ったとして、水道工事会社の社員の男2人が逮捕されました。 恐喝の疑いで逮捕されたのは、いずれも神戸市の水道工事会社「西日本住宅設備」の従業員で、住居不定の牧谷龍真容疑者(26)と神戸市に住む増田拳志郎容疑者(27)です。 2人は今年5月20日夜、トイレ修理を依頼してきた大阪市の20代の男性宅を訪れ、高額な修理代を請求して「持ってるもん全て出せや。このままやとえらい目にあうぞ」などと脅迫し、現金3万1000円や新品のスマートフォン2台(約36万円相当)を脅し取った疑いが持たれています。 警察によりますと、夜にトイレの故障に気づいた男性が、ネット検索で見つかった業者に修理を依頼したところ、牧谷容疑者らが訪れ、次々と理由をつけられて20万円近い修理代金を請求されたということです。 男性が手持ちの現金3万1000円を手渡すと、「クレジットカードでキャッシングしろ」「クレジットで物を買って金に換えろ」などと脅され、近くの携帯ショップに車で連れて行かれてスマホ2台をクレジットで購入させられたとみられます。 牧谷容疑者らは最後にトイレの修理をして男性宅を離れたということです。 警察は牧谷容疑者らの認否を明らかにしていませんが、匿名・流動型犯罪グループが関わっている可能性もあるとみて余罪などを調べています。