“警察官かたる女”と「還付金」の手口 電話詐欺相次ぐ 被害は計580万円 山梨県

山梨県内では10日、警察官をかたる手口と還付金詐欺の手口で、電話詐欺の被害が相次いで確認されました。 被害額は合わせて588万円あまりに上ります。 県警によりますと、先月21日、甲斐市に住む無職の53代の女性の携帯電話に、国際電話で警視庁の警察官を名乗る女から「島根県警で逮捕した男の家からあなた名義のキャッシュカードが見つかった」などと電話がありました。 その後、島根県警の刑事を名乗る男に代わり、今度はSNSのビデオ通話で「身の潔白を証明するためには資金調査を受けるしかない」などと言われ、男の指示に従い、暗号資産を購入し、指定されたアドレスに3回にわたり計477万円あまりを送金しました。 一方、今月1日、山梨市に住む60代の男性会社員の自宅に、日本年金機構の職員をかたる男から「年金の還付金がある。きょう手続きすれば返金できる」などと言われ、指示された通りにATMから個人名義の口座に2回にわたり約100万円を振り込みました。 警察がいずれの被害も、電話詐欺として調べています。

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